ミュージックライフの捉え方

ジャズギターや音楽のことについて書いています。

ジャズギターという界隈について

どんな趣味の界隈でもおかしな人は一定数いると思うのですが、ことジャズギターという界隈においてはその比率が高いと感じています。

 

そもそも音楽をする人は世間一般的に見ると変わっている人が多く、その中でもジャズを選択した人は物好きで、さらにそれをギターでやろうという人はまあ一癖はありそうなものです。

 

変わり者なだけであれば問題はないのですが、他者を攻撃したり思い込みの激しかったりする人が多い印象が個人的にはあります。

 

やはり習得するまでの道のりが険しいため、理屈っぽくなってしまうのでしょうか。マジョリティでなく狭い界隈ならではの「俺はこの界隈ではすごいんだ」という勘違いした人が出てきてしまうのでしょうか。

 

ボカロ弾いてみた、ヨルシカ弾いてみた、ドリムシ弾いてみたみたいなシンプルな雰囲気だったらもっとハッピーな界隈になれたのかなと思ったりします。

 

もしかしたらジャズギターというのはインターネットで共有すべき趣味ではないのかもしれません。ライブなりセッションなりの現実世界でのみ共有し得るものかなと。

 

コロナが落ち着いてきたらライブに行こうと思いました。特にオチはありません。

ジャズボーカルというジャンル

Steve Tyrellという男性ジャズボーカリストにハマっております。

学生の頃はジャズボーカルなんていうジャンルは頭になかったのですが、社会人になってからすごくハマってしまいました。

特に大きなきっかけは和田明さんという日本のジャズボーカリストさんの音源を聴いた時です。

今まで聴き流していたスタンダードの曲たちが「まだ俺たちの素晴らしさを知らないだろ?」と言わんばかりに輝いていました。

そこから男性ジャズボーカリストを聴きあさり、今に至ります。

 

ジャズボーカルというと女性ボーカルの少し甘ったるいもの・パワフルなものが多く、自分はあまり好みではなかったので敬遠していたところがありました。

ですが知人に「心地良いと思う音域は人それぞれだから、もしかしたら君には男性ボーカルの方が合ってるのかもね」と言われ、自分の中でジャズボーカルに対する意識が変わりました。

 

またジャズボーカルのサイドメン達の「キメるところでこれでもかとキメる」プレイは凄まじいです。歌伴奏が上手い人は本当に上手いとはよく言ったものですね。

 

なんて出勤電車の中から取り留めのない記事を書いてみました。では。

ボディマッピング

ここ1年で姿勢に対する意識がガラリと変わりました。

ATからはじまって筋トレや整体などを通じて、ボディマッピング能力がかなり向上したなと感じます。

最終的にATの「身体にとって良くない反応をやめる」という所作が上手くいきはじめて嬉しい今日この頃。

そんな中、改めて自分が日常生活で気をつけていることを挙げてみます。

 

・脚を組まない

脚を組む動作は骨盤の歪みに繋がるため、今ではほとんどしなくなりました。ギターを弾く際もフットレストを使ったり、クラシックスタイルで弾いてみたりと工夫しています。

 

・起立時に両脚で立つ

どちらかの脚にダメージが蓄積されていくと、積もり積もって筋肉の疲労や骨格の歪みに繋がる恐れがあると考えています。通勤電車では必ず「自分は両脚で立っているんだ」という意識でいます。

 

・上体は脊椎で支える

元来猫背人間だったのですが、上体を脊椎とその周りの筋肉を使い支えることでストレスなく上体をコントロールできるようになりました。背筋はピンと伸ばすのではなく、脊椎でグッと持ち上げるイメージ。

 

・着席時は両足を付け坐骨で座る

座る時についつい足を変な方向に曲げたりしがちでしたが、両足を付けている事で上体がどのような状態であってもブレることが少なくなりました。また坐骨で座ることを意識する事により、腰椎への負担が軽減されるように思います。

 

ボディマッピングは終わりが無さそうですが、メリットがかなり大きいのでこれからも取り組んでいきたいです。

また併せて筋トレ・ストレッチも織り交ぜていくとボディメイクをする上でもかなり良いなと。

 

姿勢が変わると自信もつきますし、落ち着いて行動できるので仕事も上手くいく気がします。歩行時に気をつけていること等もあるのですが、今回はこの辺で。

BGM演奏

先日久しぶりにBGM演奏のお仕事をしてきました。(ギターではないですが)

BGM演奏はライブとは違って、あくまで背景であり装飾部分。パーティ会場のお客さんは基本的に演奏を聴いてないし、今までのBGM演奏もそうですが「物珍しさ程度に面白がっている」感じがほとんどな気がします。

そのことには1ミリも悲しいとかは無くて、むしろ「聴いてもらえてない中で、最高の演奏をする」という場はかなりレアなので、個人的にはとても好き。

また、緊張しがちな人がされるアドバイスに「お前の演奏なんか誰も聴いてない」というのがありますが、それを実体験できます。まじで大半は目の前の美味しいご飯か異性しか見てないですからね。笑

あとは音量に対する意識が身につきます。当日も「もう少しだけ、音量下げてください」とイベンターの方が申し訳なさそうにお願いされてきました。

生楽器と違い電子楽器はいくらでも音量は下げられるものの、アンサンブル全体を考えると安易に下げるだけではダメで。

その際は音量を微妙に下げてタイトめに弾きました。ベースはアンサンブル全体の音量とノリを統括するパートなので、このあたりが最も難しい。

 

そんなこんなでまた一つ場数をこなしました。

次も誘われるといいなと思うのですが、パーティとかそういうの苦手でずっと控え室にこもっていたので多分誘われないだろうな〜。笑

初心者レベルへのステップアップ

どこから初心者でどこから上級者だとかいう議論がたまに勃発している気がしますが、私は初心者の前に入門者を設置しています。

そして入門者のレベルは「ちょっとだけジャズのリックを弾けるけど、演奏した時に音楽として成り立てられない」ようなレベルを指しています。まぁ自分のことなんですが笑

 

そこで最近思うのですが、初心者レベルに到達するのがめっちゃ難しいなと。具体的に言えば「ドミナントフレーズからトニックに解決してそこからさらに進行していくコードに対してのメロディが出てこない」等です。(ここでいうフレーズは教則本からまるまる抜き出したお手本フレーズのことで、熟練者のフレーズとは次元が違います)

 

けっこうこのポイントで挫折しそうになるのですが、ちょっとした発見もありました。

一時期狂ったように練習した1つのフレーズがほぼノー思考でパッと出てくるようになったことです。

半年以上時間をおいて、気づいたら身に付いていた感覚。これを繰り返せば少しずつ上手くなるんじゃないかと。(自分の場合、人生100回くらい繰り返さないといけない気がする笑)

 

熟練者の方から見たら「何を当たり前のことを言っているんだワトソン君」となるかもしれませんが、当たり前のことの理解を深めていくことは大事ですよホームズ。

 

 

現場からは以上です。

 

 

ワトソン

アレクサンダーテクニーク

現在アレクサンダーテクニーク(AT)を勉強中です。

※アレクサンダー・テクニークとは、身体がどのように動き、どのように感じるかについての気づきを高めることによって、自己についての学びを深め、身体を再教育することを目指す心身技法である。(Wikipediaより引用)

 

学生時代から興味はあって色々調べてはいたんですが、なかなか敷居が高いなと感じていて学ぶに至りませんでした。それになんか宗教っぽいなと、「気づき」とか怪しいなと。笑

 

しかし一流ミュージシャンが結構実践しているのもあって得られるものは大きいと感じたので、とりあえず自分の身体で体感して判断しようと思いレッスンを数回受講。

 

書籍ではフィジカル半分メンタル半分なイメージがあったのですが、レッスンではガッツリ解剖学とかの世界でした。個人的にはメンタル的な要素は付属品程度だなと。

 

簡単に言うと「自分の身体の動かし方を知りましょう」といったところですかね。

当たり前ですが人の身体はひとりひとり違うので、教科書通りに動かしてもダメで。この点においてアレクサンダーテクニークの習得には対面レッスンが必須と言われるのが分かります。

 

レッスンでも必ず的確なアドバイスがもらえるという訳ではなく、先生が一緒に自分の身体について考えてくれる形でした。

先生といえども他人の身体を知れるはずはないので、結局のところ生徒が如何に自己探求出来るかどうかが鍵です。

もちろん先生は一緒に考えてくれるプロなので、自分では気づき得なかった事をどんどん教えてくれます。

 

とりあえずの目標は、自分の身体をもっと知っていく事ですね。また何か分かったりしたら記事にします。

フィジカルトレーニング

大学卒業の時に恩師に会いに行ったのですが、その際に「フィジカルは若いうちに鍛えとけよー」と言われました。

言われた時には「フィジカルトレーニングは大事ですもんね〜」と分かったような返答をしたのですが、歳を重ねるごとにかなり重要なポイントなのだと気づいてきました。

 

社会人をやっているとどうしても音楽に割く時間は限られていて、その中でより良くなっていくことは容易ではなく、むしろ少しずつ衰えていきさえすると思います。

そんな時に身体に染み付いたフィジカル的な能力は、自分を支えてくれる気がします。

 

自分はもう自宅ではベースを触りもしないのですが、ベースを弾く唯一の仲間内セッションではそれなりに弾くことができます。やっぱり長年やってきた事は身体が覚えてるんだなぁとセッションのたびに感じます。

 

それと同じでたぶん自分が30代・40代になったとき、20代の今のトレーニングに助けられる日が来るんじゃないかな。

そう思うとギターの練習意欲が湧いてきます。あんまり前向きな姿勢ではないですが・・・!