魔法使いみたいだ、という感覚
私は幼少期にピアノを習っていましたが、その時の先生に「せんせーのて、まほうつかいみたい!」と言ったのをよく覚えています。
6歳くらいの子供の可愛らしい感想だとずっと思っていたのですが、大学の部活で新入生の子から
「先輩の手、魔法使いみたいですね!」と言われたことがあります。(当時はギターではなかったのですが)
「魔法使いみたい」という感覚は、もしかすると楽器を続けていく上でとても大切なのではないかと思います。
楽器の弾けない聴き手にとっては、奏者は魔法使いとなり得る事もあると思います。
また自分より遥かに素晴らしい奏者を見た時、そう感じられる感性を持っていたい。
奏者は常に「魔法使い」を意識しても良い、と言っても過言ではないかもしれません。